ひな祭りでお馴染み、ひなあられ。関東と関西で味が違う?その歴史を調べてみた
ひな祭りでお祝いされたのは、遠い昔…。卯月です。
色とりどりの「ひなあられ」は見た目も華やか。春の訪れを感じさせてくれる、ひな祭り用のお菓子です。
ですが、このひなあられに関西と関東で大きな違いがあることを最近知りました。早速の違いを調べてみました。
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ひなあられ関東と関西の違いは?
どうやら「ひなあられ」の原料から違うようです。あまり考えずに食べてました。
関東の「ひなあられ」は、うるち米で作られています。その特徴を活かしたやさしい甘さで、小さく細長い形をしています。
一方で関西は、粘りや弾力のある、もち米を原料としたしょっぱい味。比較的大きくて丸い形をしています。
また、四国と九州の多くは、甘いのひなあられが食べられています。
やさしくふわりとした味が好みなら、関東。しょっぱくてガツンとした味わいを楽しむなら関西。と、いったところでしょうか。
日本各地でひなあられの味の違いが楽しめるとは。同じような味付けだと思っていたので、目から鱗です。
東西の違い、いろいろ試してみたいですね!
さて、この地域による違いは、ひな祭りのお祝いの方法に由来しているとか。その歴史を調べてみました。
ひなあられの歴史は邪気祓いから?
さかのぼれば、ひな祭りの歴史は中国から伝わった「上巳の節句」という行事が有力。
この節句にも桃の花が使用されていました。桃には、「邪気祓いの力を持つ」と言われ、縁起がよく大変重宝。
無病息災や五穀豊穣をお祈りしていたようです。
ちょうどひな祭りのある3月、季節の変わり目で体調を崩しやすい時期ですよね。
春の訪れを感じても、寒い日と暖かい日が入れ替わり、風邪をひいてしまう人も多いでしょう。
そんな邪気(体調不良)を払うためのお供え物として使われていたと言われています。
ひなあられは、江戸時代から存在しており、当時は菱餅をお供えものとして使われていました。
そして、持ち運びも出来るよう日持ちがするように作られたのが「ひなあられ」と言われています。
明治時代以降になると、独自のひなあられ文化が形成され、関東と関西でそれぞれ味や形の特徴があらわれるようになりました。
今ではすっかり「ひな祭り」は、女の子の節句として定着。
今も昔も変わらず、子どもたちのすこやかな成長を願う行事として受け継がれています。
まさに「ひなあられ」の歴史は、最近よく聞く多様性を感じられますね。
おすすめひなあられの食べ方
地域による違いを楽しむなら、関東と関西のひなあられを両方味わってみるのがおすすめです!
関東の代表的な甘いひなあられは、お茶のお供にぴったり。
一方、関西のしょっぱいひなあられは、ビールや日本酒と合わせても楽しめます。
まとめ
ひな祭りのお菓子「ひなあられ」に、関西と関東でこんなにも違いがあるとは驚きでした!
地域ごとの文化や歴史、食の違いを知ることができる貴重な機会です。
これからは、ひな祭りを迎えるたびに、甘い関東式としょっぱい関西式のひなあられを両方用意して、日本の豊かな食文化を楽しみたいと思います。
そして、未来を担う子ども達の健やかな成長も祈りましょう。ぜひ、両方の味の違いを楽しんでくださいね♪