パンダのタンタン逝去。神戸市立王子動物園のお嬢様で長年癒やしの存在。
神戸市立王子動物園のジャイアントパンダ「タンタン(旦旦)」が亡くなったというニュースが飛び込んできました。
パンダ好きの筆者、陰ながら見守っていたのですが、その願い叶わず。
年齢28歳。人間でいうと80代を超えているタンタン。
高齢と心臓疾患からくる衰弱から回復が叶わず。本当にご冥福をお祈りいたします。
この記事では、タンタンのことを振り返ってみたいと思います。
タンタンはなぜ亡くなったの?
2021年に心臓疾患が見つかりました。それまで、中国返還予定がありましたが、治療を日本で行うとのことで返還を4回延長します。
2023年秋頃から、運動量や食欲が少なくなり、眠っている時間が多くなったようです。2024年3月半ばからは、飲み物も飲まなくなります。
チームタンタンの手厚い看病によって、何とか頑張ったタンタン。2023年3月31日の夜に心臓疾患に起因する衰弱死で息を引き取ったとのことです。
高齢に加えて心臓疾患。本当にタンタンはよく耐えました。どれほどタンタンに癒されてきたことか。
タンタンについて
名前 | タンタン(旦旦) |
生年月日 | 1995年9月16日生まれ |
性別 | 雌 |
出生地 | 中国大熊猫研究中心(臥龍繁殖センター) |
来園日 | 2000年7月16日 |
2000年、日中共同飼育研究、阪神淡路大震災復興の関係で神戸に2匹のパンダがやってきました。
タンタン(雌)とコウコウ(雄)です。
人工授精による繁殖を行ってきましたが、赤ちゃんの死産や生まれてすぐに亡くなることが重なります。
また、2010年9月にオスの2代目コウコウが亡くなり、新しい雄のパンダの受け入れを待ち侘びていましたが叶わず。
タンタンは約23年半、神戸市立王子動物園で過ごします。
王子動物園の公式Xでは、たびたびタンタンの様子を発信していました。
更新があるたびに、大丈夫なんだなと安心していたファンも多かったことでしょう。
しかし、3月半ば頃からは治療に専念するため、更新は一旦休止しました。
覚悟はしていたとはいえ、今回のニュースはとてもつらかったです。
献花はできる?
来園での献花は受付されているようですが、郵送での献花は既に締め切られています。(2024年4月9日現在)
タンタンの過ごした場所は美しい花でいっぱいに。それゆえに、別の部屋に移動されることも。
また日に日に暑くなっているため、処分せざるを得ない花もあるようです。
まとめ
タンタンの死去は、飼育員さんをはじめ、関係者の方々や多くのファンの方々に悲しみをもたらしました。
筆者自身、タンタンの存在を知ったのはコロナ禍だったのですが、可愛らしい表情に何度癒されたことかわかりません。
もっとタンタンのことを早く知りたかったです。
一度もタンタンに直接会うことがないまま今まで過ごしてきました。
機会を見つけて王子動物園に足を運んでみます。
王子動物園のタンタンが過ごしたパンダ舎の上には、ひまわりが植えられています。
時期になると満開になるそうなので、ぜひ見に行きたいですね。
タンタン、天国で安らかにお過ごしください。いつまでも忘れません。